見えない苦情

厨房の仕事をするようになって何年になるだろうか、フロアーに出ると馴染みの客より知らない客の方が増えて来ている。年齢も高い、そして女性ばかりになった。若い頃は男性がほとんどだったのに・・・。私も賞味期限が切れ女として見てもらえなくなったんだと自覚。今は味と安さとサービスしかないと痛感し仕入れ、仕込みに老体に鞭打ってやっている。女性が増えてくるのはいいことなのだが 親しくなると愚痴や人のことを感傷する人が現れてくる。女というものはめんどくさい生き物で都合よく解釈する。鏡を見ておばさんなのにおばさんに見えない。相手がうんざりしているのに話し続けプライベートまで入ってくる。友達なら迷惑よ、と言えるのだがただ隣の席に座っただけで話を聞くハメになったりする。昔、私は切れていた。『貴女が来ると客が帰っていくのよ」と。何人の友?客?に言ってしまったことか。本人は何が悪いのか わからないようだった。現在、厨房でよかった、フロアーのことはよくわからない。店は常になんらかな苦情がついてまわる。

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